■ ICLS・BLSインストラクター活動
2020年度は新型コロナウイルス拡大防止のため実施できていませんが、FNPは院内でのインストラクター活動にも参加し、院内急変に対する心肺蘇生レベルの向上に貢献しております。今年度まで、のべ回数でBLS34回,ICLS 12回,BLSインストラクターコース6回に参加しております。
■ BLSとは?
Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置の事です。
BLSは、器具や薬品などが必要ないため正しい知識があり、適切な処置の方法を知っていれば誰でも行うことが可能です。
BLSの基本は、以下を適切に実施できること!
① 気道確保
② 人工呼吸・バックバルブマスクを使用
③ 胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)
■ BLSコースって、どんな風に行われるの?
・BLS練習用のマネキンを用い、ビデオに沿ってBLSの練習を行います
・最大3名の受講者に対し、インストラクターが1名付き
■ ICLSとは?
ICLSとは、Immediate Cardiac Life Supportの略称で、医療従事者向けの二次救命処置のトレーニングコースです。
ICLSには認定基準があり、「突然の心停止に対する最初の10分間で適切なチーム蘇生を習得すること」であります。
ICLSで主に必要になるのは、以下のような行動を実施できること!
・一次救命処置が行える
・処置の必要性を理解し、速やかに応援要請ができる
・AEDの適切な操作ができる
・心停止時の4種類の心電図波形を評価できる
・除細動の適応を判断できる
・状況に応じて適切な薬剤と投与方法を理解している
・状況に応じて気道管理法を選択、実施し気道確保ができているか判断できる
・気管挿管に必要な物品、手順を理解している
■ ICLSコースって、どんな風に行われるの?
・5~6名の医療従事者でチームを組み、心停止を想定した実技実習を中心に行われます
・実際に即したシミュレーション実習を繰り返します
BLSもICLSも終わる頃には皆さん汗だくですが、これらの訓練により、いざという時に救える命が増えます!FNPは、そんな大切な講習でインストラクターを任せて頂いております。
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