​FNP室よりごあいさつ

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FNP長代行
​永谷 ますみ

 当院では、隣接する大学院で2012年より中部地区で初めて急性期・周術期NP(Fujita Nurse Practitioner:FNP)の養成が開始されました。2014年から当院でFNPが活動を開始し、現在20名が中央診療部FNP室に在籍しています。FNPは通常の受持ち看護師とは違い、入院から退院までの診療に一貫して携わっており、治療と看護の双方の視点からアプローチができます。そのため医師や多職種にとってなくてはならない存在となっています。

 FNP導入によるメリットは、医師不在時のタイムリーな対応による安全性の向上、多忙な医師の仕事を代行することによる医療効率や質の向上、多職種間の連携を行うことによるチーム医療の充実、また忙しい医師に代わり患者・家族への説明や対応を行うことで患者満足度の向上が図れるなど多くあります。

 働き方改革が注目されるなか、医療現場で生じてしまう医療の「隙間」を埋め、チーム医療の質の向上や効率化をはかるべく、FNP活動の周知や増員に向けた取り組みを行っていきたいと思います。

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FNP室 主任
​廣末 美幸

 本邦においてNP制度は2010年に始まり、全国でも日本NP教育大学院協議会実施するNP資格試験に合格した者は、まだ500人程しかいません(2020年4月時点)。そのような状況の中で当院は、1施設当たりのNP在籍数は日本最多クラスです。しかし、在籍人数が多くなってくると、教育・研修、FNPとしての質の維持、労務管理や職制といった人事に関する課題などが見えてきました。そこで、これらの課題に対処すべく2020年度より役職が設けられ副主任を拝命いたしました。

 これまでの救命救急センターにおける臨床での役割と並行して、管理業務を行うことになりましたが、FNPひとり一人がより働きやすく、FNP室の一員としてそれぞれの実力を伸ばし発揮できるよう、陰ながらサポートを行っております。

 2020年度、私共の実施した各診療科に対するアンケートでは、すでにFNPが働いている診療科を含め、第一教育病院(病床数1376床)では23科もの診療科より ‘FNPの配置希望あり’と言って頂いており、日本最多の人数をもってしても高まる需要には追い付いていないのが現状です。それほどに高く評価して頂いていることを大変ありがたく思うと同時に、その期待に応えたいとも考えております。

 今後も、いっそう皆様のお役に立てるよう研鑽を積んでまいりたいと存じます。