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​FNP室よりごあいさつ

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FNP室長
​稲葉 一樹

皆さん、初めまして。2024年2月からFNP室長を拝命しました稲葉一樹です。私は藤田医科大学 先端ロボット・内視鏡手術学、病院では総合消化器外科、上部班担当の医師であり、これまで病院管理業務として、手術・中央材料部副部長、医療連携福祉相談部副部長、安全管理室副室長などを担当してきました。

FNP室のメンバーを見渡しますと、「それぞれ医療の質を高める努力を継続」し、また、「それぞれの部署・診療科で質の高い急性・慢性期医療をいつ何時も提供し続けている個人・集団」と言えます。

そうしたFNP室を管理する室長という職務は自分にとっては、とても大きな挑戦ですが、これから発展する組織となるであろうFNP室の業務に携わることに対して希望に胸が躍る自分がいます。私は、今までの経験を生かして、室長としてFNP室の仲間と手を取り合って、「FNPそれぞれが誇りをもって働ける環境整備に努めたい」と考えますし、「日々働き甲斐があり、自らのキャリアを高めることができる職場環境をさらに構築したい」と考えています。

これからもFNP室をよろしくお願いします。

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FNP長代行
​永谷 ますみ

 当院では、隣接する大学院で2012年より中部地区で初めて急性期・周術期NP(Fujita Nurse Practitioner:FNP)の養成が開始されました。2014年から当院でFNPが活動を開始、年々増員してきています。FNPは通常の受持ち看護師とは違い、入院から退院までの診療に一貫して携わっており、治療と看護の双方の視点からアプローチができます。そのため医師や多職種にとってなくてはならない存在となっています。

 FNP導入によるメリットは、医師不在時のタイムリーな対応による安全性の向上、多忙な医師の仕事を代行することによる医療効率や質の向上、多職種間の連携を行うことによるチーム医療の充実、また忙しい医師に代わり患者・家族への説明や対応を行うことで患者満足度の向上が図れるなど多くあります。

 働き方改革が注目されるなか、医療現場で生じてしまう医療の「隙間」を埋め、チーム医療の質の向上や効率化をはかるべく、FNP活動の周知や増員に向けた取り組みを行っていきたいと思います。

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FNP室 主任
​廣末 美幸

 本邦においてNP制度は2010年に始まり、全国でも日本NP教育大学院協議会実施するNP資格試験に合格した者は、まだ759名しかいません(2023年4月時点)。そのような状況の中で当院は、1施設当たりのNP在籍数は日本最多クラスです。しかし、在籍人数が多くなってくると、教育・研修、FNPとしての質の維持、労務管理や職制といった人事に関する課題などが見えてきました。そこで、これらの課題に対処すべく2020年度より役職が設けられ、現在は主任を拝命しております。

 これまでの高度救命救急センターにおける臨床での役割と並行して、管理業務を行っていますが、FNP一人ひとりがより働きやすく、FNP室の一員としてそれぞれの実力を伸ばし発揮できるよう陰ながらサポートを行っており、さらなる進学やご家庭の事情にも配慮しながら勤務を継続できるよう、学内規定の範囲で柔軟な対応を心がけております。

 2022年度、私共の実施した各診療科に対するアンケートでは、すでにFNPが働いている診療科を含め、第一教育病院(病床数1376床)では26科もの診療科より ‘FNPの配置希望あり’と言っていただいており、この人数をもってしても高まる需要には追い付いていないのが現状です。それほどに高く評価して頂いていることを大変ありがたく思うと同時に、その期待に応えたいとも考えております。

 今後も、いっそう皆様のお役に立てるよう研鑽を積んでまいりたいと存じます。

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FNP室 副主任
​田元 成仁

 2010年度より日本NP資格認定制度が開始し、診療看護師(NP)の人数も少しずつ増加傾向ではあります。2023年度より関連病院を含め藤田医科大学病院に在籍するFNPは33名にのぼり、全国で有数のNP在籍を誇る施設となっています。NPはまだまだ社会的にも認知が十分とは言えませんが、幸いなことに多くの方々より問い合わせを頂いています。2021年度よりNP教育担当を担っており若手NPの皆さんが効率的に知識を吸収できるよう、またローテートで学んだことをアウトプットできるような場として定期的に勉強会を開催しています。

 一方で、人員が多くなるに従って労務管理や教育体制の構築などの課題も明確になり、2023年度より副主任を拝命しています。

 今までは精一杯臨床に取り組んでまいりましたが、今後は本邦の医療情勢など幅広い視野やヘルスケア分野における経営戦略を学ぶために、臨床と両立しながら大学院(MBA)へと進学いたしました。

 今後はNPの組織運営やキャリアプランの構築、また、医療福祉における諸問題へ取り組み、多くの方々に貢献できるよう努力していきたいと思います。

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