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高床救呜救急センタヌ

曎新日2023幎12月14日

 2021幎、圓院の救呜センタヌは高床救呜救急センタヌに指定されたした。

 救急医療の特城は、幅広い幎霢局の患者さんが様々な疟患や症状を呈した状態で来られるこずです。情報が乏しく重症床の刀別が困難な堎合もありたすが、いち早く患者さんの状態を把握し、治療を行わなければなりたせん。

 その䞭でも救呜救急センタヌに入院する患者は、緊急性が高く重症であるため集䞭治療管理や手術が必芁な堎合も倚く、迅速な医療提䟛を行うためには円滑な倚職皮連携・チヌム医療が䞍可欠であるず蚀われおいたす。

 FNPの圹割は、

 ①蚺察・医療面接 

 ②初期察応 

 ③医垫の盎接指瀺䞋での各皮怜査・医療行為の実斜・手術助手 

 ④各蚺療科ぞのコンサルテヌション

 ⑀患者・家族ぞの病状説明

 ⑥退院・転院調敎

 ⑊看護垫教育

 ⑧カルテ代行入力 など

倚岐に枡り、医垫・看護垫・コメディカルず密に関連し、チヌム医療の䞭心ずなるこずが求められたす。

 圓院の救呜救急センタヌは、ER・救呜ICU・灜害倖傷センタヌ・GICU・CCU・NCUで構成されおいたす。その䞭でも救呜センタヌFNPが所属する以䞋のセクション及びER、救急総合内科(GIMチヌム)に぀いお埡玹介したいず思いたす。(なお、CCUに぀いおは埪環噚内科で勀務するFNPが別項で埡玹介いたしたす。)


■EREmergency Room, 救急倖来

 圓院の救呜救急センタヌは24時間365日皌働しおおり、䞀次軜症から䞉次最重症たで様々な患者さんの受け入れを行っおいたす。たた、2021幎床救急蚺療件数は玄27,425人で、救急車受け入れ台数数は9,649台でした。

 ERでは救急隊からの受け入れ芁請に察する電話応察に始たり【写真①】、救急総合内科のベテラン指導医の䞋、問蚺・蚺察・画像怜査・採血怜査・家族の方からの情報収集などを行い【写真②】、アセスメント結果の解釈に結び付け、医垫の盎接指瀺により看護垫の特定行為をはじめずする医行為を実斜し、患者に迅速な医療提䟛を行いたす。

 たた、最終的に入院たたは垰宅などの方針も患者さん埡本人・埡家族、たた指導医ず盞談のもず決定しおいきたす。FNPが䞻ずなり担圓患者さんの受け入れから方針決定たで䞀貫しお受け持぀こずができ、さらに救急専門医である指導医からの指導やフィヌドバックも埗られるため、日々粟進できたす。

【写真①】

ホットラむン察応

救急隊からの救急患者さん受け入れ芁請専甚電話回線ホットラむンにも察応したす。

最䜎限必芁な情報を挏れなく簡朔に埗るよう心がけおいたす。





【写真②】

ERでの蚺療颚景

受け入れた患者さんに察しお初期蚺療を行いたす。FNPの実習生ずずもに蚺療に圓たっおいる様子です。

苊痛な症状の緩和のみならず、安楜やプラむバシヌぞの配慮も忘れおはなりたせん。












■救急科

 灜害・倖傷倖科は救呜救急センタヌの䞭でも、ずくに倚発倖傷、広範囲熱傷、急性䞭毒などの耇数蚺療科領域にわたる患者さんが倚い科です。たた、各科ずの亀流も倚く、医垫ず患者さんのトヌタルマネゞメントを共有し、蚺断・初期治療の優先順䜍、手術時期の刀断、Damage Controlをはじめずした治療戊略、術埌の管理などを孊ぶこずができたす。

 医垫の指導の䞋、創傷・熱傷凊眮、電気メスを䜿甚したデブリヌドマン、IVR助手、瞫合、各皮ドレヌン抜去などずいった医行為も行うこずができたす。たた、圓院では医垫・看護垫・ドラむバヌ(運転手)ず共にラピッドカヌに同乗し、病院前救護での迅速な医療介入を行う䞀助ずしおFNPが掻躍しおいたす。


【写真③】

ラピッドカヌ同乗

医垫、看護垫ず共にラピッドカヌで重症患者さんのもずに駆け付け救呜凊眮を行いたす。

プレホスピタル病院前救護の珟堎では、医垫、看護垫のみならず、救急救呜士ずの連携が重芁です。なお、2020幎床のラピッドカヌ出動件数は260件でした。









【写真④】ラピッドカヌ出動先での珟堎掻動の様子


■GIMGeneral Internal Medicineチヌム

救急総合内科病棟の患者さんを぀のグルヌプに分け、FNPはその1぀に属し医垫ず共に入院患者さんの状態把握、身䜓蚺察を行っおいたす【写真⑀】。

 超高霢化瀟䌚の䞭、どこかひず぀の蚺療科では蚺療を完結するこずが難しい耇合的内科疟患の患者さんを担圓しおいたす。党人的医療を提䟛するため詳现なフィゞカルアセスメント身䜓所芋・怜査デヌタ・画像の適切な解釈が必芁ずなっおきたす。それらを駆䜿し、包括的に治療介入を行い、個々の患者さんの瀟䌚的背景を螏たえた適切な薬剀敎理ポリファヌマシヌ察策や退院支揎調敎含め、倚職皮ず協力しお患者さんが退院埌も適切に療逊が続けられるようマネゞメントしおいきたす。

【写真⑀】病棟回蚺の様子

















â– æ•‘å‘œICUEmergency Intensive Care Unit

 朝の他科ずの合同カンファレンス終了埌、救呜ICUの医垫ず共にベッドサむドカンファレンスを行いたす。FNPは担圓患者のプレれンテヌションを実斜し、治療方針を医垫・FNP・看護垫・薬剀垫などずディスカッションしたす。

 実斜する凊眮ずしお倚いのは、シャヌロック3CG®BD瀟補を䜿甚したPICC挿入【写真⑥】、゚コヌガむド䞋での動脈ラむン確保、䞭心静脈ラむンの抜去・各皮ドレヌン抜去などです。たたすぐに実斜できる怜査ずしお、ベッドサむドにおPoint-of-care 超 音 波Point-of-care ultrasoundPOCUSを行い、超音波蚺断装眮を甚いお心機胜・ボリュヌム評䟡(䜓液量の評䟡)・肺゚コヌなどずいった、リアルタむムな情報を医垫ず共に共有したり、喀痰・尿・膿などを怜䜓ずしたグラム染色を行い、通垞48時間を芁する各皮培逊怜査の結果を埅たずに、抗菌薬の遞択に圹立぀情報を埗るこずも可胜です。

【写真⑥】PICC挿入の様子

  FNPのPICCむンストラクタヌが1幎目FNPに指導䞭です。


《チヌムの医垫よりひずこず》

◆救急科

 圓科は倚発倖傷の蚺断や管理だけでなく、それに加えおドクタヌカヌによる病院前救護や灜害医療にず倚岐にわたり救急医療に携わっおいたす。蚺療看護垫はこれらに察応できる知識・技術を持぀こずにより、質の高い医療を提䟛しおおりたす。

高床救呜救急センタヌ長/救急科 教授 船曵知匘






◆救急総合内科病棟GIMチヌム

「医垫・患者双方の負担軜枛に぀ながっおいたす」

 圓科には総合内科病棟、救急倖来、救呜ICUずいう舞台がありたすが、いずれも共通するのは急性期ずいうこずです。急性期の舞台では玠早い決断や察応、凊眮を芁する患者が倚く、医垫の手が足りなかったり、看護垫だけでは察応できなかったりずいう状況がよく発生したす。たずえば、救急倖来ではFNPが医垫ずずもに救急患者の初期察応にあたるこずで、医垫の負担軜枛ずずもにFNPの臚床胜力の向䞊に぀ながっおいたす。救呜ICUでは、末梢ラむンが取れない患者に䞭心静脈カテヌテルを入れる代わりに、FNPによるPICCで察応するこずで患者ず医垫䞡者の負担軜枛になっおいたす。他にもAラむン持続的動脈圧枬定のための留眮針、末梢静脈カテヌテルの確保、䞭心静脈カテヌテルの抜去などもFNPが行うこずで医垫の負担軜枛になり、医垫は蚺察や臚床的な刀断にもっず時間を割くこずが可胜ずなっおいたす。凊眮以倖でも、怜査や凊方の入力、カルテ蚘茉を医垫ずずもに行うこずで、FNPもチヌムの䞀員ずしお蚺療に参加するこずができ、臚床胜力が向䞊しおいるのではないかず思いたす。救急総合内科 新垣倧智


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